売買査定のご依頼をいただきました。
先日10年以上のお付き合いのあるお客様からのご紹介でお客様の「叔父」にあたる方がお亡くなりになり、お客様のお母様が相続をする形になるため、いくらで売れるか、相続等もどうすればよいか相談にのって欲しいとご依頼をいただきました。
1:訪問して実際に内覧をさせていただき、価格をご提示させていただきました。
ご病気で突然お亡くなりになってしまったとのことで、資産の整理の準備なども特になくどうすればよいかわからないとのことでしたので不動産を売却するまでの流れと相続の手続きの流れをご説明に上がったという形になります。
数日前まで実際に所有者様がご利用になっていた状態のため、家財一式の引取りやお焚きあげも手配してほしいとのことで、専門の業者の方に一度みてもらい金額を算定してもらい撤去を行うと言う流れになりました。
売値に関しては一般のお客様に売却する場合は◯ヶ月位の販売期間で考えて◯◯◯万円位での販売が可能でございます、また早期に販売、現金化し、煩わしい手続きも時間も掛からない方法としては買取業者へ販売する方法もあり、その場合一般の販売よりも下がり◯◯◯万円位での買取希望が多くなりと思われます。と販売ルートも2種ご提案し、「最低◯◯◯万円なら即売ります」と最低ラインの金額まで確定でき、スムーズな打合せとなりました。
2:相続人の方達の想い
今回のケースでは相続人の方が2名、所有者様のご兄弟という形なのですが、相場ないし相場より少し高めの価格設定で売却まで時間がかかるよりも少し安くなっても良いので早めに売却して様々な相続に絡む手続きなどを完了させたいとお考えでした。
こういったケースの場合、買取業者に買い取ってもらうのが一番はやく、瑕疵担保などもいらないため売主様にとっては一番スムーズなのですが、如何せん価格が相場よりも安くなってしまうため売主様の金銭的メリットを考えると力強くお薦めする気にはなりません・・(笑)
ですので弊社では数社の買い取り業者様に現地をみてもらい、でてきた買取価格の一番高額な金額をお客様にお伝えし、金銭的メリットと手続きの楽さや売却後の責任などのメリットを天秤にかけて買取にするか、一般販売にするかをご検討いただくスタイルにしています。
3:一般的に相続の手続きをして販売を開始するまでにかかる期間は??
過去の事例からすると大体「1ヶ月前後」で相続手続きが完了し、販売をスタートするイメージになります。
相続人の人数や、連絡が取れる取れない、納得しているしていない、などで大きく変わると思いますのであくまで参考事例としてですが、相続人全員が不動産を売却することに同意しているケースではこのくらいの期間が多いです。
手続きは弁護士、司法書士の先生にご依頼する形となりますのでここでお支払する報酬や登記費用なども細かに打合せが必要になります。
4:相続が絡む不動産売買は
お客様がご自身で弁護士や司法書士にご依頼することも可能ですが、その後の販売のことも考えると依頼する不動産業者と連携がうまくいくように不動産業者が普段お願いしている司法書士などにお願いするとよりスムーズに話が進むと思います。
売買業務を行っている不動産業者は必ず司法書士とつながりがありますので、一度相談してみるとよいでしょう。

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