ビレッジハウスさんの物件を初めて申込しました
今回、売主様のご転居先を探す中で、全国展開されているビレッジハウスさんの物件をご紹介させて頂き、入居申し込みをさせて戴くことになりました。初めての取引ですが、完全にDX化されている為、ある意味逆に手間がかかるというか、ケースバイケースでは非常に面倒な手続きだなと感じざるを得ないシステムでした。そんな内容をご紹介します。
空室確認、内覧予約、申込、契約のすべてがDX化
ビレッジハウスさんの物件は上記の手続きすべてがDX化されています。
我々業者が空室情報を探すのも物件内覧の予約もシステムから
入居の申込みもネットから
審査完了後は契約手続きも電子契約
さすが新興の全国企業様
効率化されており、人件費も削減でき、素晴らしいと思います。
ソフトバンクさんの傘下企業なんですね。それは知りませんでした。
ソフトバンクさんも店頭での契約がタブレットでの電子契約になっていますし、同じように効率化と電子化が進んでいるようです。
お客様によっては大変不便なやり取りが生まれる
まず入居申込の段階で躓きました。
お客様のメールアドレスが必須なのです。契約も電子契約のためメールアドレスが必須。
口座振替もネット手続きが必要。
良いのです、アドレスを持っていてスマホを持っていて、何でもすぐに対応できる方であれば。
ですが今回私のお客様は70歳の男性で、ガラケーを使用。
メールアドレスも持っていないとのこと。
親族が変わりに登録して手続きを進めることはできないですかと聞いたところ本人でなくてはならないとこと。(当たり前のことですが・・^^;)
事情を説明して、紙ベースの申込書を頂き、記入を進める。
提出必要書類も若干多めのイメージ。
従来の申込ですと、担当者や窓口の方にお客様の状況(紙面だけでは説明できないもの)を説明して、問題ないか、こういった融通は聞くか?など交渉ができますが、このシステムでは一切それができないのです。
審査が通るのか、そもそも申込を受けてくれるのかも若干不安になりつつ、紙ベースの申込をメールにて送信。
この先どのように進んでいくのか、、、まだわかりません。
ビレッジハウスさんは雇用促進住宅を買取、安く賃貸しています
元雇用促進住宅の建物で、築年数も古く、間取りや設備もあまり良くありません。
ですが、賃料と比較しても面積も広く、けして悪くない印象でした。
物件の特性上、高齢者の独居や生活保護の方などが多くなると考えられますが、このシステムだとなかなか対応できない方も多いのではないかと感じてしまいました。
近くに親族がいる方なら、一緒にアドレスを作ってあげてなど協力して進めて行くこともできるでしょうが、今回のお客様は遠方にしかおらず、それもなかなかできない。
不動産業者が代理で手続きすることもできない(他人ですし)
そうなるとやはり従来どおりの紙面手続きしかなくなるわけです。
10年後は手続きのほとんどが電子化されていることでしょう
ですが、電子申込みも電子契約も、このシステムは大変便利なもので今後不動産業界は間違いなくこの流れで進んでいきます。
高齢者と言われる年代の方が我々世代になっている頃にはスマホやメールアドレスを持っていない人がほぼいない時代かもしれません。
これが当たり前のようになるまでの歪の年代の方が若干割を食う形になってしまいそうですね。
現状での手続き電子化は「良くも悪くも」といったところです。

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