大家さん向け情報 札幌市の賃貸不動産仲介業者の現状
札幌市の賃貸不動産仲介業者の現状について説明しています。札幌市で賃貸経営をされている方は札幌市の賃貸仲介業者の現状を知ることで募集の仕方や成約率を高める施策を考えることができます。
大手3社(常口アトム・ビッグ・アパマンショップ)
札幌市の賃貸市場において大手3社は㈱常口アトム、㈱ビッグ、アパマンショップ(直営、FC)です。この状況は10年以上前から確立されている状態です。
基本としてまずはこの3社へ情報公開が確実にできるように施策する必要があります。各社物件の管理システムが異なりますので、個別に物件情報を伝えなくてはなりません。
また、アパマンショップの場合はFC店舗がほとんどですので経営母体が各店で異なります。そのため一店舗への情報公開では全ての店舗に行き渡らない可能性がありますので注意が必要です。
大手3社以外の仲介店舗も取り込み施策が重要
上記3社以外にも大量の不動産会社がありますが、特にこの10年で独立開業した会社は非常に多く、賃貸仲介業者の数は右肩上がりの状態と言えるでしょう。
昔からあるのは同じくFCでエイブル、ピタットハウス、ホームメイト、ミニミニなど、地元の業者ではユニバーサルエステート、北章ハウザーなどあります。
ここ10年で新規開業した会社は非常に多いため社名を羅列することはできませんが、物件管理をしていると本当にたくさんの業者からの問合せ、申込みがあるのがわかります。
近年は上記のような「第三勢力」への情報公開、や関係作りも非常に重要となってきています。(当社も第三勢力です・・笑)
社名や会社の規模でお客様は選ばない時代です
今はインターネットの普及で顧客が好きなタイミングに、大量の情報を得ることができます。昔のように大きな会社に行かなければ良い部屋が見つからないということがなくなりました。
そうなると、顧客がインターネットで情報を検索した場合に会社の規模が関係なくなりました。
大手の会社は資金力があるので大量の情報をポータルサイトに掲載をしてきますが、システム連動のせいか、物件情報の質に関しては第三勢力に劣るパターンが多いです。
反対に第三勢力は公開件数こそ少なくても写真の質やコメントなどに力を注ぎ、顧客から選ばれるパターンが増えてきています。
顧客は物件を選別し、決め打ちで問合せが多い
ここ数年の傾向として、顧客は自ら物件をある程度選別し、見たい物件を数件用意し、問い合わせをした会社でまとめてみる、という流れが多いようです。
そのため不動産会社が物件を提案し、案内をするという営業行為が少なくなっています。案内時の営業努力よりもネット広告でいかに顧客に選ばれるかに時間と労力を費やす傾向にあります。
そのため、仲介業者の労力を減らして上げる施策をすると、案内率、成約率が高まります。
具体的な例で言うと、「内覧写真データの提供」「鍵の現地対応」「24時間空室確認ができる」などです。
全国的に有名なカリスマ大家さんたちもクラウドサービスを利用して、写真を自由に仲介業者が使えるようにしている方がいらっしゃいますが、効果は大きいようです。
ご自分で管理をされていない大家さんも、依頼している管理会社と協力してそのような施策を行うと、空室期間が短くなり、賃貸経営の改善につながるでしょう。
札幌市の賃貸仲介市場は戦国時代
大小入り乱れて、不動産会社は戦国時代となっています。少ない顧客を大量の会社で取り合う事態になっていますので、少しでもコストをおさえ、労力をおさえ、かつ自社で成約ができるようにあの手この手を考えています。
大家さん、管理会社としては仲介業者の負担をすこしでも減らしてあげるように考えて販促をしていくと必ず効果がでてきます。
また、各社の物件検索システムがどのようなものか、どのように物件情報を探しているのか、を考えるとおのずとすべき対策の答えが出てきます。
試してみてはいかがでしょうか??
わからないことがあればお気軽にご相談ください。

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