センチュリー21スリーアール
2019年09月06日
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令和元年 収益物件への金融機関の融資の厳しさについて
かぼちゃの馬車事件、スルガショックと言ってもいいくらいの融資事情の変化に戸惑いを隠せません。今アパートマンションを購入するハードルがどのくらい厳しいのかを簡単にご説明しています。
リアルな市場の状況
まず新規取引(初めての賃貸経営)にはほとんど貸してくれません。。
勤続年数が長くて、年収も高くて、金融資産(預金や条件など)が豊富にある
金融機関から見て「間違いない人」でも本当に厳しい状況が続いています。
すでに賃貸経営をされている方で、融資や返済の実績のある方でも、懇意にしている金融機関がやっと動いてくれるくらい。
「買いたいけど、貸してくれない」
「売りたいけど、貸してくれない」
という状況がもどかしいです。
木造かRCか?銀行はRCが好きです。
元来金融機関はRCが好きです。
木造には貸さないわけではありませんが、RCでなければ融資期間も金額も希望に届かないことが多いです。
スルガショック以降、物件の資産価値に対しての評価も厳しくなりましたので販売価格満額、いわゆるフルローンなど夢のまた夢となってしまいました…
今は自己資金2割、3割の時代となりました。
3組のお客様全てが撃沈
当社で販売中の大型木造アパートでも、購入の意思のあるお客様が3組いらしたのですが、みなさん思うように融資が引かず、購入に至っておりません。。。
正直皆様素晴らしいご職業で、数年前なら一発okな方々なのに…
2割、3割の自己資金を求められたり、、
評価が低く、融資希望額までたどり着くことができません。
一刻も早く、また融資が活発になって欲しいものです。
簡単なまとめ
1:木造は特に厳しい傾向、新築RCでも難しい場合もあるとの情報あり
2:自己資金は2~3割が当たり前。フルローンの夢は捨てましょう(中古)
3:初の投資物件購入者はほぼおことわりの状態。力のある紹介者がいればまだ可能性はあるかも?
この記事を書いた人
野村 龍平

【宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・相続診断士】不動産業界において、賃貸仲介、物件管理、売買仲介、リフォームとメインとなる業務の全てを経験してまいりました。
なにか一つに特化することも大事ですが、不動産業は「賃貸・売買・管理」の全てがつながっており、全てを経験しなくては真のプロになれないものと考えております。
不動産業を相対的に学んだことで他社にはできないアプローチ、ご提案ができることが私の強みであります。
また物件管理業務におきましては自身が賃貸物件を保有する大家として経験したこと、勉強したことを管理物件のオーナー様へ情報発信するよう日々心がけております。
自身の経験を活かし、お客様皆様に満足できる不動産取引をお約束致します。
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